1万時間の法則は嘘?本当? 〇〇時間でスキル習得!

みなさんは新しくスキルを身に付けたいと思ったことはありますか?

仕事でもスポーツでも芸術でもゲームでもなんでもいいです。

もし本気で新しいことを学びたい!手に職つけたい!と考えているなら簡単です。


10,000時間


1万時間をその対象に費やしましょう。

「いやいや、さすがにそんな膨大な時間をつくり出すのは無理」 ですって?


今日は1万時間の法則について興味深い動画を見つけたのでその要約を共有いたします。



1万時間の法則とは?

フロリダ州立大学の心理学部教授、K・アンダース・エリクソン氏が

30年という歳月を費やしてスポーツ選手、音楽家、チェスプレイヤーなどのあらゆる分野における超一流選手のパフォーマンスがどのようにして確立されたかを研究しました。

その研究結果に基づいてカナダの作家、マルコム・グラッドウェル氏が提唱したのが1万時間の法則


なにか特定の分野で超一流になるには1万時間の練習や勉強、努力が必要であるという

まさに読んで字のごとくといった法則ですね。


「じゃあもう無理だな。努力しても意味ないや。やーめた。」

そう思ったあなた、これからご紹介する動画をぜひご覧ください。


ジョシュ・カウフマン氏の動画

こちらはジョシュ・カウフマン氏が新しいスキルを身に付けるまでのお話です。

3000万再生されているのでご存知の方も多いかもしれませんね。


20分の動画ですが、トークがとても上手で引き込まれます。

また最後のほうにはなぜかウクレレの演奏がありますので、どうぞまずは軽い気持ちでご覧ください。


要約

“1万時間"にまつわる伝言ゲーム

上述のとおり、1万時間の法則とは何か特定の(競争の激しい)分野で超一流になるための努力に必要な時間のことを言っています。

実際エリクソン氏が研究対象とした人たちはその分野のトッププレイヤーばかりでした。

この研究結果に間違いはないのでしょう。

しかしこの法則が世に広まるにつれて徐々に変化していきました。


競争の激しい分野の頂点に立つには 1万時間かかるぞ。」

何かで専門家レベルになるには 1万時間かかるらしいな。」

何かが上手になるには 1万時間かかるそうよ。」

何かを学ぼうと思ったら 1万時間かかるんだってさ。やってられるかよってなぁ。」


こうして1万時間の法則はゴールがふわっとしたものになりました。

「何かを学ぶなら1万時間をかけろ」って言われたらバカバカしくなってしまいますよね。


カウフマン氏の主張

いやいや、尻込みするんじゃないと。

何かを学ぶのに1万時間必要なわけがないから恐れるなとカウフマン氏は言っています。

氏の研究によると何かを新しく学んでそこそこ上手になるために必要な時間は


20時間


20時間あればどんなことであれ、そこそこ上手になれる。

ただしがむしゃらに20時間を過ごすのではなく、計画的で集中的な練習をする必要があると氏は言っています。


計画的で集中的な練習方法とは?

1.身に付けたいスキルを分解する

ひとつのスキルはこまごまとした異なるスキルの集合体であることがほとんどです。

何ができるようになりたいかを決めたらまずは細かく分解していきます。

分解してみることでどの部分が自分の目指すところに最も効果があるのかがわかりやすく、取り組みやすくなります。


2.自己修正ができるまで練習する

まずは身に付けようとしているスキルに関する情報源を3~5個用意します。

ただし、用意したからといって満足しない

本を買いました。読みました。で終わってはいけませんね。


用意した情報源を参考に実際に手を動かしながら、自分で考えながら取り組みます。

(おそらく"自己修正"というのは方向性の修正だと思います。ゴールと比べて余計な脇道に入っていないか自分で気づいて軌道修正することかな?)


3.練習の邪魔を取り除く

テレビやインターネットは妨げでしかありません。

ネット、特にSNSはとても手軽に見れてしまうのにとんでもなく手強い練習の邪魔です。

最初に取り除いておけば「ちょっとくらい見ちゃおうかな?」という葛藤による意志力の無駄遣いを防ぐことができます。


4.少なくとも20時間は練習する

誰でも初めてのことは目も当てられないほど下手です。

自分のできなさに愕然として練習を諦めてしまうこともあるでしょう。

最初に「なにがなんでも20時間は絶対練習するぞ」と決めて時間を計ってしまえば、下手な自分に落ち込みはしても結果が得られるまで続けられるようになります。


ウクレレの演奏

ここまでを踏まえてカウフマン氏はウクレレを新たに学びました。

ウクレレには100種類ものコードがありますが、ポップな曲は大体4つのコードで演奏ができると。

(身に付けたいスキルを分解していますよね?)


そして見事に会場で演奏し、こう言います。

「今弾いたので私のウクレレ練習時間の累計が20時間になりました。」


元エンジニアとして言えること

これは学びたい対象が何であっても同じだと私は思います。

未経験からエンジニアになった実体験から言いますが、重要なことはさほど多くない

そこそこの知識調べる技術があればモノづくりはできます。


エンジニアを目指す人が陥りがちなのが、とにかくがむしゃらに学ぼうとすること。

参考書読破マニアになってしまうのです。

「Webサイトを作ってみるぞ!javascriptっていうのを使うみたいだ!かっこいい!まずは参考書を読むぞ!」

「if文、switch文、while文…配列、ハッシュ…どの言語にも出てくるらしいからすごく重要なんだろうな。他の言語の参考書も読もう!読み切ったらWebサイトを作りはじめるぞ!


…本当に必要なのはhtmlの知識なんです。

最初はif文も配列もなにも必要ありません。javascriptも必要じゃないんです。


最初にスキルを分解すれば、必要なものはhtmlだけと気づけます。

htmlだけでいいと気づいたら初心者向けの資料を用意して、実際に作り始めます。

手を動かしながら必要に応じて自分の目標に適した知識、技術を取り入れていく。

(javascriptやcssなどですね。)


この積み重ねで気づいたら1万時間が経ち、超一流になっているかもしれませんね。



さいごに

最後にカウフマン氏の言葉を引用してこの記事を終わりましょう。

何か新しいことを学ぶ時に大きな障害になるのは知力の問題でもなく、こまごましたコツを学ぶ過程でもなく、感情的なものなんです。私たちの感じる恐れです

最初の20時間 18分30秒

無駄になるかもとか終わりが見えないなんて恐れない。

まずは計画してみる。そして行動してみる。

素敵な動画をありがとうございました。



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Posted by majina