ネガティブなニュースに流されず中立でいると楽だよというお話
みなさんこんにちは。なんだかんだ言って投票には毎回足を運んでいるまじな(@majilog147)です。
普段は偶然流れ着いた方に少しでも「役に立ったなぁ!」と思っていただけるような記事の執筆を心がけております当ブログ。
今回は趣向を変えて私の考えを書くだけの記事となります。
最近のネガティブなニュースに参っている方が少しでも楽になればいいな という内容です。
お時間よろしければ読んでいってくださいませ。
(先に言っておきますが、私は自民党が好きでも嫌いでもありません。)
目次
最近のできごと
大変心苦しいことに2022年7月8日。安倍晋三元首相が暗殺されました。
同年7月10日。参院選において自民党が大勝の運びとなったようです。
まずは安倍元首相のご冥福を心よりお祈りいたします。
Twitterでいじられたり突如マリオになったりで大変親しみやすい総理大臣だったと記憶しています。
この激動の数日間でネットの海も大荒れの様相。
カルト教団がどうとか、暗殺が選挙にどう影響したとか。日本はもう終わりだとか。
そう思うのも発言するのも自由ですがちょっと目に留まりすぎて食傷気味に。
検索せずともネガティブな情報が勝手に大量に流れ込んでくるような状況でしたからね。
その息苦しさを受けて今回は「中立でいる意識を持てば楽になる」というお話をしたいと思います。
あなたは起きた物事を変えられない
まず第一に、あなたは既に起きた物事そのものを変えることはできません。
暗殺の瞬間を何度確認しても殺された人は帰ってきません。
選挙の結果を何度見返しても当落は変わりません。
どれだけTwitterやYahooニュースで悪態を付いてみても現実は何も変わりません。
あなたができることは起きた物事にラベルを貼ることだけです。
人は常にラベルを貼り続けている
物事は常に中立です。
本来中立なものに
「好き、良い、快適」などのポジティブなラベルと
「嫌い、悪い、不安」などのネガティブなラベルを付けた結果が今のあなたを作り上げています。
- ケーキは「好き」
- 子供は「好き」
- 今の仕事は「まあまあ良い」
- あの上司は「嫌い」
- お金は「好き」だけど他人が稼ぐのを見るのは「嫌い」
- 自民党は「嫌い」
- 日本の未来は「不安」
- 政治家は「悪い」
こんな風に、意識せずとも毎日せっせと物事にラベルを貼りながら生活しています。
ネガティブはネガティブを呼ぶ
人間はみな生まれつきネガティブな情報を優先して収集、記憶するようにできています。
(心理学の分野ではネガティビティバイアスと呼ばれています。)
例えばあなたが自民党に「嫌い」ラベルを貼ったとします。
すると自民党のことが嫌いな理由を探すアンテナが自動で立ちます。このアンテナはとっても高性能。
このアンテナには事実だろうが虚構だろうが関係なく「嫌い」なものが引っかかり続けます。
- 消費税が19%になるらしい 「最悪」
- このままでは憲法が変わってしまうかも 「不安だ」
- 岸田首相は何一つ成し遂げていないようで 「嫌い」
- 給付金を出さないのに海外にはバラまいているようだ 「ふざけるな」
- 今後もっと景気が悪くなるに違いない 「終わりだ」
これだけの「嫌い」に囲まれたあなたは自民党大嫌いマシーンもしくは政治家絶対許さないマンとして生まれ変わり、今まで収集してきたネガティブな情報を拡散するまでになります。
あなたが発信したネガティブな情報を見た他人がその情報にネガティブなラベルを貼って気分を害します。
そしてその人もネガティブな情報を拡散します。
こうして政治家絶対許さないメンが増えていくのです。
物事はすべて中立なのにです。
あなたは不快になるために時間を使うのですか?
これはもちろん政治に限った話ではありません。
日常の様々なシーンで常に(無意識のうちに)ラベル貼りと嫌いな理由探しは起こっています。
上司が嫌いな人は上司の嫌なところをひたすら研究し、陰口を言いあう相手を探すでしょう。
(きっといいところもあるんですよ)
他人が儲けるのが嫌いな人はYoutuberがいかに楽して大金を稼いでいるかを想像して憤るでしょう。
(コンテンツを作り続けるというのは思っているよりはるかに大変ですよ)
わざわざ不快になる情報を探し出してなにになるでしょうか?
不快になったあとに暴言を吐くことで快感を得ているなら止めはしません。
不安を煽ることで儲けが出ているならそれもまたよしでしょう。
その人の趣向でありやりがいですし、自由ですね。
ただ、勝手に不快な情報が届いてしまって感化されてつい深く調べ始めてしまうあなた。
どれほどの資産家でもどれほど困窮していても、すべての人は等しく1日24時間で暮らしています。
ネガティブな情報に惑わされている時間、もったいないと思いませんか?
「好き」に囲まれれば最高?
ネガティビティバイアスに屈せずに「好き」というラベルを貼り続ければ人生バラ色かというと、そうでもありません。
「好き」に囲まれるのは素晴らしいことですが、残念ながら今度は「好き」を失うかもしれないというネガティブな感情が生まれますし、「好き」のすぐそばに「嫌い」があることがままあります。
- 「好き」な人に言い寄るあいつは「嫌い」
- 給料が出て「快適」。でも税金で持ってかれるから「最悪」
- 野党が「好き」だから無条件で与党が「嫌い」
盲目的に「好き」でも苦労することがありそうですね。
じゃあどうすればいいんだ?と思うでしょうが、
どんなことであっても物事は中立であるということをまず第一に意識するだけで変わります。
物事を見る時に「好きだ!」「嫌いだ!」と飛びつくのではなく、まず物事そのものを見る。
物事そのものを見ている自分がいることを認識する。
このワンクッションがあるだけで感情に飲まれ、感情のままに行動することを防ぐことができます。
まとめ:「あくまでも中立」が心地いい
私も好きなものは好きですし、嫌いなものは嫌いです。
人間だから好き嫌いがあるのは仕方ありませんし、何も感じない人生も味気ないですよね。
ただ、「どうして嫌いなのか?」を考えることで今までの人生で嫌いとラベルを貼ったものの大半はラベルなしの状態になり、生きるのが楽になっています。
どうして楽になるのか。
先ほどの自民党の例でいくと、自民党に貼った「嫌い」ラベルがなくなるとそれに関係するネガティブな情報が一斉に中立な情報に戻ろうとするからですね。
不快な情報が力を失っていきます。
今回の凄惨な暗殺事件、そして選挙結果に過度に反応してしまう方は一度情報と距離を取って
ゆっくりと自分や物事を見つめなおす時間を設けてみてください。
- SNS、ニュースの閲覧は控えめに。
- もしネガティブな情報を見てもワンクッション置く。
- 自分がラベルを貼っている様子を想像する。
無関心でいろということではなく、人間万事塞翁が馬ということです。
※冒頭でも申し上げましたが、私は自民党が好きでも嫌いでもありませんし日本のことを考えて政治的な意見を発信している方に対して指摘しているわけでもありません。
あくまでも情報に流されてしまっている方、未来を憂慮してパニックになっている方に冷静になって欲しいという考えからの内容です。
先ほど述べたネガティビティバイアスが一体なんなのかをまとめた記事を書きました。
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