【習慣】なぜ私がタバコをやめられたのか ~つらいのは禁煙ではなく自責の念
目次
人間は衝動に弱い生き物
私は一昔前にお酒とタバコとギャンブルに溺れていました。
タバコはセブンスター。お酒は毎日ストロングゼロ500mlを2缶。スロットはミリオンゴッドのGOD狙い。
毎日スロットを打ちながらタバコを吸い、勝てば祝杯。負ければやけ酒。とにかくすごい人間だったんです。ここまで堕ちられるのは今思えば一種の才能でしょう。
今はお酒を適量飲む程度で、悪習慣をなんとか(ほとんど)断つことができたんですが、やめようと思ってからは地獄の毎日でした。
何が地獄かって、欲求を我慢することじゃなくてとにかく自分を責め続けていて苦しかったんですね。
今回は自分を責めるのをやめたら悪習慣を克服できたよというお話をします。
(あと禁煙セラピーという本をおすすめしています。)
なぜ自分を責めるのか?
自分の過去を思い出していて気づきました。
なぜ自分を責めていたのか。それは、「自分を責めれば悪習慣をやめないで済むから」です。
「私はダメなやつだ。タバコひとつやめられない。ここまで来たらもう一本吸っても何も変わらない。むしろ吸って気持ちよくなって過去を忘れたい。」
「私は意志力が弱い。意志力が鍛えられるまでは禁酒なんて挑むだけ無駄なんだ。」
「私の給料はこれだけだ。それ以上の価値がない。臨時収入さえあれば贅沢できるのに。」
自分を責めることでなんとなく罪を償い終えた感じがするから、責め終わったら欲望に流されて良いというひとつのルールが出来上がっていました。
自分を責めることで何が得られるのでしょうか?実際に私がどうなっていたかをご覧ください。
自分を責めることで起きる「負のループ」
自棄と後悔の無限ループという楽しいアトラクションにもれなく閉じ込められます。
自暴自棄になる
自分を責めれば責めるほど、簡単に言えば人として壊れていきます。
「ヒャッハー!酒だ酒だ!!酒を飲めばすべて忘れられるんだ!!」
「俺はもう既に終わってんだからよ!〇万円負けたところで痛くもかゆくもないぜー!」
「ガン?肝硬変?かかってこいよ!それで死ねるなら本望だぜー!!!」
自分を責める→自分に価値はない、もう終わりだ という思考になるので、このように荒れ狂います。大体酔ってますし。
みじめになる
欲望を満たしたところで冷静になり、猛烈な後悔が襲ってきます。
「お金がない…給料日直後なのにほとんどなくなってる…俺はなんてダメなんだ…」
「頭が痛い…二日酔いだし 起きたらもう夕方だし、何のために生きてるんだ…」
「肝臓が痛い気がする…常に吐き気がするし、もう内臓がどこか悪いのかも…」
一通り後悔し、自分を責め終わったら自暴自棄になります。
「ダメだ…そう、俺はダメだ……じゃあもういいか!いいよな!!酒だ!!!」
「何か」が起きない限りこのループから抜け出せませんが、勝手にその何かが起きてくれることを願うばかりでした。
本当に「私がダメ」なのか?
ある時気づいたんです。ついに「何か」が起きたと言ってもいいでしょう。
「悪習慣に溺れているダメな私」ではなく、「人をダメにするモノに振り回される私」がいるだけなんじゃないか?と閃きました。
すっかり悪習慣と同化してしまっていましたが、私は私であって、モノに踊らされているだけじゃないか。
この記事を見ている悪習慣に溺れているあなたにも同じことが言えます。
断言しますが、あなたはダメではない。洗脳されているだけです。
じゃあどうやって洗脳を解いたのか。
「自分は悪くない」を徹底
どれだけ誘惑に負けてしまっても、とにかく自分を責めないことに徹しました。
「ちくしょう、やるじゃないか。だが俺は負けんぞ、こんなものに俺は負けん。(タバコを吸いながら)」
不思議と自暴自棄にもならず、後悔も襲ってきませんでした。ループを断ち切ったのです。
タバコとの戦いはいずれ確実に終わるという感触を掴んでいました。だって私は何も悪くないから。元々私はクリーンな人間だったのだ。
この時期は淡々と、まっずいなぁこれと思いながらも吸っていたのを覚えています。
敵を知ることで自分を知る
自分を責めなくなり、自分に無駄なダメージを与えず、自己肯定感を保った状態でついに読み始めたんです。そう、禁煙セラピーを。
この本がトドメになりました。
タバコが人を洗脳するものであること、ただの毒であること、メリットなど本当に1つもなかったこと。タバコのすべてを教えてくれました。
しかし、おそらくただこれを読んだだけではやめられなかったです。「自分を責めない」という意識と合わさったからこそですね。読むだけで絶対やめられると謳ってますが、個人差があると思っています。
この本は一回読んだら終わりじゃなくて、吸いたくなった時に読むと良い感じに吸う気がなくなるので、禁煙中も手元にあると安心します。どの項目を見てもタバコを吸うデメリットしか書いてないですからね。
私も定期的に読み返しています。だからこそ、1年以上吸わずにいられているのかもしれません。
まとめ
・あなたは決してダメではない。自分を責めないでください。
・自分を責めても自分が痛いだけです。
・お酒、タバコ、ギャンブルは人を洗脳するものです。
・禁煙したいなら禁煙セラピーはおすすめ。
お酒とギャンブルは?というと、お酒は頻度こそ落ちたものの、完全にはやめられていないです。週1くらいで飲んでます。毎日ストロングゼロ生活よりはよっぽど好転したと思います。
ギャンブル(スロット)は単純に飽きたという感じです。あれはめちゃくちゃ時間がかかる上にゲームとして見た場合全然面白くないので、やる意味がまったくないことに気付きました。とにかく時間がもったいない。
今は自分を磨くことに時間を使っていきたいと思ってます。
どんな悪習慣を克服する場合でも、まず第一に自分を責めないこと。すべての基礎になります。徹底してみてください。
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