【7つの習慣】第5の習慣 まず相手を理解してから、次に理解される 〜聞き上手になるために

2022年2月3日

7つの習慣ティーンズを読んでみました。

とても読みやすく、ためになったのでアウトプットして定着を図ります。

興味が出た方はぜひご自分で読んでみて下さい。人生に対する考え方、取り組み方が変わります。




第5の習慣 まず相手を理解してから、次に理解される

第5の習慣は人との会話、コミュニケーションに関してです。

あなたは最近人の話を聞きましたか?

話を聞く、というのは耳に入れるだけでは成り立ちません

まず耳で聞き、目で聞き、心でも聞く。心で受け止めたあとに言葉として返す。

この一連の流れを踏むことで、初めて「話を聞いた」ということになります。


理解、できていますか?

人はなぜ会話をするのでしょうか。

それは会話を通じて、「理解されたい」と思っているからです。

誰もが自分の存在を重視し、尊重し、肯定してほしいと思っています。

理解されていると感じない限り、人はあなたに内面のすべてを出すことはありません。

しかしひとたび理解されている、信頼できると思ってもらえたら、あなたが聞きたいと思っていること以上を話して貰えるのです。

信頼し合える人とのつながりは少しでも広げたいですね。


良くないコミュニケーションの例 〜判断や助言は不要

あなたは突然のどに激痛を覚えたので、通院したとします。


あなた「先生、喉が痛いんです。」

医者「あ、わかりました。流行りの風邪ですね。最近多いからすぐわかります。」

あなた「先生、ただの風邪とは違いそうな、すごい痛みなんです。」

医者「いえいえ、もうわかってますから大丈夫ですよ。風邪薬出しときますね。どうせ布団もかけずに寝ていたんでしょう。夏であっても温かくして寝た方がいいんですけどねぇ。」


こんな医者が居たら廃業まったなしです。

極端な例ですが、良くない話の聞き方が2点あります。

それは、「判断」と「助言です。(まともな医者の助言なら聞きたいですけどね!)

まず先生は、症状をろくに聞かず、自分の経験上流行りの風邪であると判断し、決めつけています

「わかったわかった、これ以上君の話を聞く必要はない。私に任せなさい。」とでも言いたいんでしょうか。


そして最後に、人がどんな生活を送っているか勝手に決めつけた上でのこの一言。「温かくして寝ればいいのに。」

ありがたい助言を賜りました。もうあなたはこの医者にかかることはないでしょう。

この会話で先生に理解してもらえたとは思いませんよね?

こんなコミュニケーションをしないために大切なことは、会話の最中でも判断や助言を挟まず、時間をかけて聞くことです。

上手に話を聞くためのポイント3点

真のコミュニケーションに至るには、「心から耳を傾ける」必要があります。

そのためには、以下の3点を同時にこなさなければなりません。


目と心と耳で聞く

冒頭でお話した通り、耳に入れるだけでは足りません

コミュニケーション全体で言葉が占める割合は7%と言います。

残りはボディランゲージ53%と、声の調子や雰囲気、つまり伝え方が40%です。

実際に会って話をする際は、視線も身体もフル活用して会話をするべきです。


相手の立場に立つ

相手がどんなふうに世界を見ているか、どんなふうに感じているかを想像することが大切です。

相手が話している内容が、既にあなたが経験したことのある状況に似ているとします。

「あ、それ知ってるよ、こうするといいよ。」と反射的に返そうとしてしまいますが、相手の経験が100%完全にあなたの経験と一致していることは稀です

経験が一致していても、相手がそこから感じた感情はおそらくあなたの感情とは違うものです。

相手が何を経験して、何を伝えようとしているのかをまず聞いて、汲み取りましょう。


ミラーリング

相手の言葉を繰り返すテクニックです。

ですが、オウム返しではありません。相手の感情を思いつつ、自分の言葉を用いて繰り返します。


オウム返しの例

相手「仕事が上手くいかなくてさぁ。」

あなた「仕事が上手くいかないんだ。」

相手「ちょっとドジッちゃってさ。どうにかしないとなぁ。」

あなた「ちょっとドジっちゃったんだ。どうにかしないとね。」

相手「なぁ…話聞く気ある?」

これがオウム返しです。聞く気がないと思われても仕方ないですね。



ミラーリングの例

相手「仕事が上手くいかなくてさぁ。」

あなた「しょんぼりしてるね。何が上手くいってないの?」

相手「上司に報告するのを忘れてて。それが原因ですごい怒られて、現場の雰囲気悪くなっちゃって。どうにかしないとなぁ。」

あなた「それは居心地悪そう…。雰囲気悪いのはつらいよなぁ。どうすればいいかなぁ?」


感情を代弁しつつ、判断も助言もしていません

あくまでも聞いているだけですが、相手の満足度はオウム返しとは桁違いでしょう。

現にミラーリングでは相手からの話が増えています。

オウム返しでは、相手は薄々「あ、こいつ興味なさそう」という雰囲気を感じ取って言葉を引っ込めます。


また、あなたがただ話を聞いている内に、相手の中で自然と整理がつくことも非常に多いです。

これ、すごく大切です。聞くだけで人の助けになるんですよ。

これが聞き上手というものです。相手に引き出させる。どんどん話してもらう。

そしてすべてを噛み砕いた上で、もし必要そうならばここで初めてあなたの意見を伝えても良いでしょう。


まとめ

真のコミュニケーションを取りたいと思っているなら、

判断(決めつけ)をせず、聞く。

助言(決めつけた上での安易なアドバイス)をせず、聞く。

身振り手振りをし、アイコンタクトも使う。

相手の立場に立ち、感情を想像する。

・ミラーリングを使い、話してもらう


相手に話をして貰えるというのは、とてもありがたいことです。

あなたを選んで話してくれているんですから。嬉しいですよね。

決しておざなりにせず、上手に話を聞き、常に良質なコミュニケーションを取ることを意識しましょう。



この記事が面白かった、役に立ったという方はバナーのクリックをお願いします!

ブログランキング・にほんブログ村へ

励みになります😉