【副業】ワーカー目線でのクラウドワークスの感想(ほぼ単価のお話)

2022年1月19日

クラウドワークスとは?

クラウドワークスのトップページはこちらになります。

クラウドワークスは日本最大級のクラウドソーシングサービスです。

在宅ワーカーと仕事発注者のマッチングから報酬の支払いまでを担ってくれるサービスとなります。


今回は「文字起こしカテゴリ」で少し仕事をこなした上で感じた事をつらつらと書いていきます。

他のカテゴリはまともかもしれません。

あくまでも私のお気持ちを表明しているだけの記事であります。




クラウドワークスの良いところ

仕事を自分で探して応募するシステム

クラウドワークスはずらーっと列挙されているさまざまな仕事の中から自分がやりたいものに応募するシステムです。

アンケートに答えるだけのお手軽なものから文字起こし、音楽作成だったりデザインやホームページ作成まで、内容はとても幅広いです。


仕事の総数は8000件以上ありますので、目移りしてしまいますね。

もしもやりたい仕事があったら応募して、あとは採用されるのをお祈りする流れです。

時間に余裕がある時に応募すれば良いので、自分のペースで仕事が進められて良いですね!


クラウドワークスの悪いところ

良いところは以上です。仕事の数と応募の自由。

ここからは私が感じた欠点を書いていきます。


応募者の人数が見える

これは長所も短所もある部分ですが、仕事に応募した人の数が表示されます

オープンです。すぐに確認できます。

1人募集している仕事に100人応募してたりとかザラです。


無理だなと判断したら応募しないという事もできるので、ひとつの指標として見れば時間の節約にはなるかもしれません。

私はこの(めっちゃ安い)仕事にこんなに応募者が…?って、やる気が下がる事もしばしばありました。


単価がすごい(本当にすごい)

今サラッと見たら文字起こし10分前後10円がありました。おお。おお?


何度見直しても 10分前後10円。

「円」の前に0を2個打ち忘れている点を指摘した方が良いのでしょうか?

それとも私の乱視のせいでしょうか?

10人以上の方が応募していました。応援しています。


あ、今見たら良い案件がありましたよ!15〜20分の動画を文字起こしすれば100円です。

しかも5本あるのでおおよそ100分で500円がいただけるようです。


え?100分作業して500円じゃないですよ?


100分の音声データ」をテキストデータにすれば500円です。


100分の音声データをテキストデータにするのは内容によっては500〜600分かかります。

600分。10時間ですね。10時間で500円がいただけるそうです。


更にこの500円、手数料と税が引かれます。おめでとうございます。


これに200人応募しています。応援しています。

なぜこんなことがまかり通っているのでしょうか?


実績至上主義の世界

クラウドワークスでの実績がない人は、信用ゼロです。

仕事を途中で投げ出すかもしれない、連絡がつかなくなるかもしれない、完成品のクオリティが心配。

そう思われても仕方がないですよね。よっぽどプロフィールを整えない限り実績が付くまではどうしても信用してもらえません。


仕事がいっぱいあったところで、人はそれ以上にいます。既に実績を持っている人も大勢います。

「既に100件の取引を経験している人」と「まだ1件も取引をしていない人」、あなたならどちらを採用しますか?

新規参入者にはちょっと厳しい世界ですよね。


では最初の1件を勝ち取るためにはどうすればいいでしょうか?


実績をつけるためには…?

簡単です。低価格で応募すれば採用されやすくなります。


相手が予算1000円と提示しているとします。

多くの実績を持つ人が1000円で応募していても、「100円でやりますけど?」って言えば少なくとも相手の目には入るでしょう。


上記の例は極端ですが、実績が付くまでは格安で応募すれば良いのです。

実績がどれだけ付けばゴールなのかはわかりませんが、しばらくは耐えるしかありません。

いずれは実績が複数付き、あなたも相手の予算に合わせた価格で受注する事ができるようになるかもしれません。


そう考えて動いている人が何人もいるわけですね。


あなたが実績を付けて正規の価格で提案できるようになった時に、新規参入者は低価格で提案しています。

こうして完成したのが今の価格相場なのでしょう。

仕事発注者も低予算で提示します。やる人がいくらでもいるから。

こうなってしまった以上どうすればいいのかは私にもわかりませんが、これが文字起こしカテゴリの現状のように見受けられます。



怪しい業者が多い

実はまともな価格の案件も実は根気よく探せば多少あるんですよ。

中には15分で5000円とかかなり高単価のものもあります。

しかもそう言った高単価案件は全員採用している場合が多いです。これは嬉しいですね。


試しに応募してみてください。あなたにもこんなメッセージが届くでしょう。

「あなたを採用する事にしました。でも応募が多かったので少し違う仕事をしてもらいます。

LINEじゃないとやり取りできないのでLINEと個人情報を教えてください。


そうですね、クラウドワークス名物、LINEに誘導してくる業者です。

今もいるんでしょうか。私がやっていた時は9割が業者でした。

必死に探してやっとの思いで応募した上でのこの仕打ち、やる気が下がりますね。


画面が寂しい

これは本当にただの感想なんですが、最近ココナラをやっている上で思った事です。

ほぼ文字しかなくて見ててつらい。


〇〇の文字起こし100分 納期厳守 ~5000円

〇〇についての記事を書いてください3000文字以上 500円

文字起こしとリライトをお願いします ~5000円


こんなのがずらーっと並んでるのはなんか気が滅入ってきます。お通夜ムードです。

発注者側もちょっと個性を出せたら良いのになぁって感じます。

一応発注者のアイコンが表示されてますけど、登録してない人も多くて寂しい限り。


ちなみにココナラとクラウドワークスを比較した記事も書いているのであわせてご覧ください。



文字起こし案件だけが荒れている可能性

冒頭でも書きましたが、もしかしたら他のカテゴリは正常な相場感なのかもしれません。

文字起こしって誰でもできるイメージがどうしてもあるじゃないですか。だから安いのかなって。

「文字打つだけでしょ?つべこべ言わずにやってよ」って思ってませんか?甘い。


クラウドソーシング以外でも経験積んだ上で感じてるんですが、かなり難しい事やってますよこれ。

私は立派なスキルだと考えていますが、「暇な主婦の方におすすめ!」とか書いてある時点で舐めきってるなと感じました。

(そもそも主婦が暇って言うイメージも許せないところなんですけど、それは別問題ですね)


作業効率を度外視すれば確かに完成させる事はできるんでしょうが…

誰にでもできるわけじゃないんだよって事を周知したい限りです。


まとめ

なんだかまとまりのない考察と感想(愚痴)になってしまいました。

サービスとしては素晴らしいんです。在宅ワーカーにとっては大事なプラットフォームですよね。

クラウドワークスが全部悪いわけではないと思います。

(業者への取り締まりはもっとまじめにやってほしいんですけどね、イタチごっこなんでしょうけど)


要は相場がちょっとおかしいよね?っていうのが素直なイメージの大部分を占めているんです。

経済には疎いので改善策があるのかはわかりませんが

少なくともあなたの時間にはもっと価値があるんじゃない?という事をお伝えしておきたい。

文字起こしで実績を積む時間をスキル取得に使えば長期的に見てプラスなのでは?と感じる相場感ですね。


確かに実績を積めばいずれはこれ一本で食っていけるほど稼げる可能性はあるのでしょう。

長期的な目線で見る必要があることはわかります。

ただ、今時間を捨てるのは本当に是か?他にすべきことはないか?

一度立ち止まって真剣に考えてみるのも良いかもしれません。



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