【ゲーム紹介】THE WITNESS~現実の見え方が変わる謎解きゲーム

2022年7月8日

みなさん、謎解きゲーム(パズルゲーム)はお好きですか?

私はあまり手を出したことがないジャンルでした。

パズルを解くのは好きなので脱出ゲームなんかをたまにプレイしますが、なんだかどれも似たり寄ったりでなぁと。

買ってまでやるジャンルじゃないかなぁって思っていました。


そんな私がスマホ版とPC版を両方買い、現実の風景の見え方が変わってしまうほどドハマりしたゲームをご紹介します。

もう全人類にプレイしてみて欲しい、そんなゲーム。

その名も『THE WITNESS』です。



どんなゲーム?

対応ハードや価格について

2016年にThekla, Inc.から発売されたTHE WITNESS。

対応ハードはWindows/macOS、PlayStation4/Xbox One、Android/iOSと幅広いです。

価格はSteamで3980円、iOSで1200円ほどと少々お高い気もしますがそれだけの価値はございます。


対応ハードが多いので今回はsteam版のリンクを張っておきますね。

https://store.steampowered.com/app/210970/The_Witness/

あらすじ

目が覚めてみると、あなたはたった独りで謎に満ちた奇妙な島にいます。驚きと挑戦が待ちうける島に。

自分が誰なのか、どうしてここにいるのかも分からないまま、あなたは探検を始めます。謎解きの手がかりを見つけ、記憶を呼び起こし、無事に家に帰れることを願いながら。

公式紹介文
THE WITNESSの舞台となる島

ゲームを始めるとすぐにパズルまみれの島にほっぽり出されます。

なんとこのゲーム、オープンワールドの謎解きゲームなのです。

どこに行っても、どのパズルから手を付けても構いません。


いきなり超難問に挑んで自分のひらめき力を確かめてみてもよし。

とりあえず川沿いを歩いてリラックスしてもよし。

まずは好きに散歩してみるといいでしょう。歩いているだけでもとても楽しい。


島にいるのは あなたただ一人

町でまず出会うであろうお手玉おじさんの石像

この島に生物はいません。

完全にあなたひとりの世界です。

鳥のさえずりが聞こえる場所がありますが、実はスピーカーから流れているだけという徹底ぶり。


意味ありげな人の形をした石像が各所に乱立していますが、本当にただの石像なのか はたまた元々は生きていた人間なのか―。

謎が謎を呼びます。全部パズルのヒントに見える…。


ゲームの目的

明確な目的や道順は示されていません。

謎を解けば助かるのか。助かるとしてどこに行くのか。そもそも救助を求めているのかもわかりません。


ただ、ある程度パズルをクリアすると山に向かって光の線が伸びることに気づくでしょう。

山に向かって伸びる、何かしら意味ありげなビーム

この光線がなんの意味を持つのかはわかりません。

ですが山に何かあるんじゃないか?ということはなんとなく察しがつきますね。

一度山を見に行ってみるのもいいでしょう。

行きたいところに行けるのがオープンワールドの醍醐味ですからね。


どんなパズルがあるの?

パズルの基本ルール

ルールは単純。「スタートからゴールまでを一筆書きする」というものです。

一番初めに出会うパズル

スタートである円の部分をクリックし、ゴールまで引っ張ってからクリック。

「一筆書きなんて簡単じゃないか。すぐに終わりそうなゲームだ」そう思われるでしょう。


上のような一本線ばかりではありません。

これは解けますか?

スタートはどっちの円でもいいですよ

え、簡単すぎる?結局一筆書きだろう? 頭の回転がお速い。

大丈夫、今後出会う様々なギミックがあなたの脳をこれでもかというほど刺激してくれますよ。


あなたを楽しませる数多のギミック

数個の一筆書きを終えたあなたは、すぐにこのパズルと対峙することになります。

ここまで難なく一筆書きを終えたあなたなら解けるでしょうか。

スタートが4つ、ゴールが3つ。

白と黒の四角とちらばる黒い点。

これらのマークにどんな意味があるのか、はたまた意味はないのか?

どのスタートからどのゴールを目指せばいいのか?


ここでルールを考察してチャレンジしてみてもいいし、他のパズルに当たってみてもいい。

島を探索すれば手がかりとなるものがあるかもしれませんね。

探索していくうちにいろんなパズルに出会います。

テトリスと…テトラポッド?

こんなパズルや


金平糖…?

こんなパズル。


「いやいや、図形の意味がわからんからせめてルールを教えてくれ」ですって?


すいません。このゲームにルール説明はありません


THE WITNESSの面白いところ

ルール説明が一切ない

上述の通り、パズルの解き方についての説明は一切ありません

なんといってもこの世界には文字がありませんから。あるのはパズルだけ。

ですがご安心を。チュートリアル的な難易度のパズルが島に点在しています。

例えばこのパズル。

先ほど見かけた白と黒の四角に似ている

あなたは白と黒を囲ってみてもいいし、白と黒の間を通ってみてもいい。

パズルに間違うとブブッと音が鳴り、間違った場所が赤く点滅します。

トライアンドエラーです。

白と黒を囲ってみたところ赤く点滅。

白と黒を一緒に囲ってみましたが、どうやら間違いのようです。

ここで仮説を立てられます。

白と黒の間を通ればいいのでは?

どうやら白と黒の間を通ると正解するようだ

続くパズルにも挑戦することで、仮説が確信に変わっていきます。

白と黒の間を通ればいいんだ!


本当にその解き方で合っているかどうかは数をこなすことで明らかになっていきます。

どこかでつまずいた時は自分を疑うことです。

なにせ確実な解き方は誰にも教わっていませんからね。


息をつく暇もない"500個を超えるパズル"

あなたが降り立った島は500個を超える数のパズルであふれています。

扉を開ける時もパズル。

電気を点ける時もパズル。

エレベーターを動かす時も、足場を作る時もパズル。

船を呼ぶ時までも一筆書き。

とにかくいついかなる時でもあなたは一筆書きをするのです。

簡単なパズルも含んでの500という数ではありますが、終盤は思わず目を覆いたくなるような超極悪高難易度パズルの雨あられ。一見の価値ありです。

ひらめき力に自信をお持ちの方はぜひコンプリートを目指してチャレンジしてみてください。


美しい風景と没入感あふれるサウンド

のどかな風車


桜でしょうか?これでもかというほどピンク


川の流れる音は実に心地いいです

この島は自然豊かです。

海もあれば山もある。川も湖もあれば砂漠や竹林まである。

それぞれがリアル過ぎずチープ過ぎずの絶妙なタッチで描かれています。


風の音や洞窟の反響音、川のせせらぎや踏みしめる地面の音など、サウンドもとても凝っています。

島は広いですが、景色やサウンドのおかげで移動がそこまで苦にならないので素敵。


そこにある円、本当にただの円?

プレイを進めるうちにあなたは毒されてだんだんこう考えるようになるでしょう。

あそこに見えてるの、スタートとゴールじゃないの?」と。

円を見ると身体が反応します

そうです。この島はまさにパズルまみれ。

風景の中に一筆書きできる箇所が溶け込んでいます

その数、圧巻の130超え


パズルの息抜きで散歩をしながらも、頭では円形を探している。

ここから見るとなんでもない風景だけど、角度を変えたらもしや…!?なんて。

気付いたらゲームをやめても現実の風景に潜む何かを探してしまう。

そうなったらあなたも立派なウィットネサーです。


意味深な語り

この世界に文字はありませんが、ところどころにオーディオログが落ちています。

英語音声ですが、オプションで字幕をオンにすることで日本語で表示されます。

禅ってすげー!というお話

内容は哲学的なものが多いです。

神がどったらとか、禅がどうこうとか、私サンドウィッチ嫌いなのになんで勧めてくんねんといったお話とか。


島の謎にかかわるのでしょうか?

気になる方は探してよく聞いてみてください。この世界の解釈が変わるかもしれませんよ。

個人的には難破船にあるログが好きです。


(注意点1)なぜ私がスマホ版とPC版の両方を買ったのか

なぜ私がスマホ版とPC版の両方を買ったか。

最初は「スマホ版で寝ながらパズルしよ~」って思ってたんですが、この秀逸な風景とサウンドをスマホの小さい画面で経験するのがもったいないと感じたというのがまず一点。

もう一点が非常に残念なんですが、スマホ版は操作性がよろしくない

仮想ゲームパッドでの操作ではなくタップした地点に移動する形なので、階段を昇るのも一苦労です。

特に終盤のとあるパズルは答えがわかっても思ったように動かせないのでストレスフル。


また、クリア後のコンテンツはスマホではまずクリア不可能と思われます。

クリアしたよという方、パズル以外にも特殊な指先の技能をお持ちです。誇りましょう。


スマホ版は1200円ほどと確かにお安いのですが、よく考えてご購入くださいね。

私は寝ながらプレイを諦めて途中からPC版一本にしましたが、大満足です。


(注意点2)色と音を使う場所があります

軽いネタバレになってしまうかもしれませんが、このゲームには色をふんだんに使ったパズル聞こえる音がヒントになるパズルが存在します。

緑はまだいいけど、赤は本当に目に悪いです

例えばこのパズル。

照明を青や赤に切り替えてマークの色を探るようなものになっています。

色の判断がつきにくい方には進行が厳しいものとなっています。

というか何はなくとも目が痛い。疲れている時はやめておきましょう。


音のパズルも聞こえない場合は進行不可となります。

聴覚に不安がある方はお気をつけください。

電車などでプレイする方もそこで詰みそうですね。



まとめ

今回ご紹介したTHE WITNESS、とにかくハマりしました。

今まで経験したゲームの中でトップレベルに面白い

というかゲームの枠におさまっていないとまで感じます。


パズルを考えている間はそれだけに没頭できるので精神的にも良さそうです。

100%クリアを目指す場合は風景パズル探しがストレスになるでしょうが、気軽な探索中に偶然スタート地点を見つけた時は毎回鳥肌もの。

本当にみなさんにプレイしてみてもらいたい。心からそう思えたので紹介記事を書いてみました。

もしも買ったけどわからないところがあるよ!ヒントが欲しいよ!という方がいましたらお気軽にコメントなどでご連絡ください。

答えをまとめたサイトはありますが、なるべく見ないで楽しんでくださいね。



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